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 つながりをデザインすること。
人、街、自然とつながる
生活のホームグラウンドを創ること。
それが私たちの目指しているものです

 
2世帯住宅:高台の家

人のつながりを考えることは設計の基本です。
特に2世帯住宅や、集合住宅のように複数の家族が同時に
住まう場合、人のつながりを創り出す工夫が大切です。

高台の家は、1階と2階に2世帯が暮らしています。
この家では間取りの中央にトップライトからの光が溢れる
階段室を設け、2世帯をつなぐ仕掛けとしています。

明るい階段室の廻りは、半透明のガラススクリーンと
なっていて、2つ家族の様子が気配としてわかります。
階段室と居間を覆う高い天井は、1つ屋根の下に暮らす
2世帯のつながりを形にしたデザインです。

 
               
   
フリースペースのある家:埼玉の家

住まいの中で家族どうしが、自由に過ごせる
場所をつくることが、この家のテーマでした。

1階がリビング、2階が個室となっていますが、2階
にも皆が、読書や作業に使えるフリースペースを設け
ました。個室をつなぐ通路には本棚を設えてあります。
(ギャラリーと呼んでいます)

個室とフリースペースの仕切りは引き戸ですので、
開け放てばスペースを一体に使うこともできます。
仕切りを変えることで、子供が独立した後などの
生活の変化 に対応できるようにも計画されています
   
風:伊東の家

高温多湿の日本の夏には、通風が一番大切です。
天井近くに溜まる温まった空気を逃す高窓を設けたり
風を通すため、窓を対角線上に設けたりします。

伊東の家では、風が設計のテーマになっています。
防犯を兼ねた格子戸を通り抜けた風が、室内に
流れ込み、夏の夜は風の中で眠ることができます。
心身をリフレッシュさせる最高の贅沢です。
    
また外の景色を楽しむため、開口部は細心の注意を
払ってデザインされています。
*左の写真は格子戸を閉めた様子。
右は通風用の縦長窓を開けた様子。
   
光を楽しむ

朝の食卓に差し込む光は快適な一日の始まりを、
午後の光は穏やかなくつろぎを与えてくれます。

生活、仕事の場面を想像し、日々の生活にめりはりを
つけるため、窓からどのような光が
入ってくるのかを考えながら計画を進めます

*左の写真はトップライトからの光が降り注ぐロビー
右は 地下のドライエリアからの光。差し込む方向が
限られているので 太陽の動きをドラマチックに
感じます。